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| 「あおさぎ」 日本セルネット 加藤 順子 |
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今年の春、心が静まるいわゆる「癒し」のスポットを見つけたので御案内します。![]() 場所は、春は「桜」秋は「紅葉」で有名な山科疎水です。ここ疎水沿いは全長3キロのジョギングコースになっていて、ベンチも点在し中ほどには公園もあるため、子供からお年寄りまでそれぞれがボール蹴りや犬の散歩や釣りなど思い思いに過ごせる憩いの場所となっています。 私も一日の大半を顕微鏡の前にすわって、動かすのは肘から先と眼だけという運動不足解消の為、日曜の夕方はウォーキングもどきをしてますが、ある時、「屋根の上にコウノトリの飾りがついてるなあ。」と思ったその瞬間、なんと、その置物が動いたのです。「あつ!生きてるんだ。」と見つめたその時、向こう側にいた男性に向かって真っ白い羽を扇のように優雅に広げて舞い下りてきました。 目の前にきた鳥は「あおさぎ」でした。その人が「おいし、おいしやで」と何かちぎって投げているのを上手にキャッチして飲み込んでいます。「何をやってるんですか?」と尋ねると、「油揚げ」との返事です。作務衣をきたおじ様は、疎水沿いに住む銀工芸師の田中利広さん(74歳)で、毎日朝夕二回油揚げや小魚をあげているとのことでした。このあおさぎは、最近は一日の大半をこのあたりの屋根で過ごし、田中さんが口笛で呼ぶとすぐ舞い下りてくるそうです。 田中さん曰く、これ以上飼いならすほどには接近しないとのことで、この絶妙な距離の置き方には感心しました。皆さんも一度いかがですか。場所は山科疎水毘沙門堂に行く手前、安朱橋のたもと。時間は今なら夕方五時半〜六時くらいです。癒されること間違いなしです。 |
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