「第3回京都北部CDEの会講習会」
市立舞鶴市民病院 橋 久美

行事名:第3回京都北部CDEの会 講習会
主題:糖尿病医療の最前線
日時:平成20年01月26日(土) 14:00〜18:00
会場:舞鶴医療センター内 地域医療研修センター
分類:15-54-20
共催:京都CDEの会/京都府臨床検査技師会/京都府病院薬剤師会/京都府看護協会/ノボノルディスクファーマ株式会社
全体参加人数:81名
会員参加人数:4名
仮会員参加人数:0名
以下、講演内容など
【トピックス】
主題:地域での糖尿病対策と現状
副題:特定健康診査についての実際
講師:肥後直子 看護師(京都府立医科大学付属病院)
【一般演題】
主題:カーボカウントと支援
副題:カーボカウントとは
講師:幣 憲一郎 先生(京都大学付属病院 疾患栄養治療部) 
副題:カーボカウントを用いての支援の実際
講師:大倉 瑞代 看護師(京都大学付属病院)
副題:カーボカウントの利用法(原内科クリニック)
【特別講演】
主題:新たな糖尿病の治療戦略
講師:稲垣 暢也 先生(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・栄養内科学)
講演1:平成20年度から始まる特定健康診査の目的や実際の流れについて、糖尿病対策を中心にした内容
講演2:カーボカウントについて基礎から実践までの理解しやすい内容であった。2型糖尿病の血糖コントロールにおいて、食物の炭水化物量でインスリン量を決めるという考え方を学んだ。洋食や和食のコース料理では炭水化物量のみでなく、脂質量、たんぱく質量に加えてアルコールの炭水化物量や調味料なども考えながらインスリン量とタイミングを調節するところが、大変興味深く話に引き込まれていった。 
講演3:世界の糖尿病の現状と糖尿病を取り巻く社会情勢に始まり、炎症の考え方や食後血糖と大血管疾患の関係、インスリン抵抗性、新たな治療薬のインクレチンの作用機序、SU剤との違いなどについての講演であった。特に印象的であったのはインクレチンは膵臓β細胞に作用し、インスリン分泌を増強させると共にβ細胞の増殖を促進しかつ細胞死を抑制する作用を持つ優れた治療薬であること。そして境界型の段階ですでにβ細胞量が3割減少しているため、IGTの段階から早期に介入するべきであるという部分である。SU剤に比べて副作用が少ないことも注目すべき点であった。
 今冬一番の雪に見舞われたが、京都北部のみならず福井嶺南や奥丹後、南丹からも多数参加があった。臨床検査技師は4名のみ(全員CDE)であったが今まで把握できていなかった他病院のCDEの存在がわかり、今後の交流に期待ができる結果となった。