第45回近畿医学検査学会報告
京都第二赤十字病院 芦田 英之
第45回近畿医学検査学会が平成17年10月15日(土)16日(日)大津市のピアザ淡海(滋賀県立県民交流センター)にて開催された。学会のテーマは 〜研こうスキル(技術)・拡げようフィールド(職域)〜であった。

特別講演では「宇宙と生命」〜無重力空間の可能性〜と題して宇宙飛行士:毛利衛氏が講演された。公開講座では「ハンセン病とわたし」〜人間として生きる〜と題して元国立療養所長島愛生園自治会長の石田雅男氏が講演された。

シンポジウムも、今年のテーマに沿ったものが多かったと思われる。

1.予防医学における検査のかかわり方 

2.尿定量検査の見直し

3.今後求められる感染症検査

4.形態における精度管理を考える

5.輸血療法の標準化

6.B型肝炎検査

7.職域拡大

一般演題にも多くの発表があり、各会場は熱心な質疑応答があった。私は同僚が発表するのでその会場に足を運んだ。職場で発表練習をして予想質問も考えて望んだ。時間に制限があるために、全てを発表出来るわけではない。十分説明が必要で、その時間をかせぐためには、質問時間を有効に使いたい。発表者の言いたい事について会場から質問があると、「やった」と思う訳である。今回は、まさに的中したと思っている。「よくぞ、聞いてくれました」の心境である。

質問を受ける事を嫌がる発表者もいるようだが、質問も上手に使えば、また、時間外で発表できるのである。何事もポジティブ思考でいきたいものだ。想定外の質問には、素直に、答える事が最善である。知らなければ、「知らない」。調べていなければ、「調べていません」と言えば良いのである。話が逸れてしまったが、発表に関しては事前に十分、準備していけばよいのである。

天候は、土曜日は大雨であったが参加者は多く、日曜日はうって変わって晴天に恵まれた。両日で1000人以上の参加者で盛会であった。スタッフの方々も準備の疲れを感じさせず、楽しく学会に取り組んでおられた。展示のブースを設けない事で、運営作業も軽減されたと思う。

また、今回から日本臨床検査医学会との合同運営であったが、メリット、デメリットについては今後検討されると思う。京都での近畿医学検査学会から2年も経ったが、次回の京都担当までは十分時間があると思っていると、意外と早く来るものである。今から事前に準備である。

最後に、滋賀県臨床衛生検査技師会の皆様、有難うございました。来年の福井県での第46回近畿医学検査学会の成功を祈ります。