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第31回 くらしと健康展
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三菱京都病院 荻野 和大
京都第二赤十字病院 菊池 鈴予 京都府立医科大学附属病院 南部 昭白 国立病院機構京都医療センター 小原 伸之 京都大学医学部附属病院 志賀 修一 |
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| 【 はじめに 】 第31回くらしと健康展が9月18日(土),19日(日)に,京都府総合見本市会館(パルスプラザ)で開催された。併催の『SKYふれあいフェスティバル2004』の会場内で行われた。主催は京都府医師会・京都府糖尿病協会・京都市栄養士会・京都府臨床衛生検査技師会・京都府看護協会・京都府放射線技師会・京都市・京都府。 今年のテーマは,『 見直そう生活習慣 のばそう健康寿命 』でした。 臨床検査技師会は,検査コーナーを担当し、心電図検査と血糖検査を実施しました。また、顕微鏡コーナーとして『 血液検査 』をテーマに取り上げました。 両日で検査コーナーに来られた方は、心電図検査(584名),血糖検査(1069名)、顕微鏡コーナー(383名)、昨年同様に多くの方が検査コーナーに参加されました。特に、顕微鏡コーナーでは、血液細胞を見れる事と血液研究班の方々の熱のこもった説明で予想以上の参加者となった。 出務者は、技師会会員16名と、(株)日本光電と(株)ロシュの方のサポートを受け、検査と展示を行った。 |
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| 【血糖検査】 血糖検査を受けた人数は二日間で延べ1069名を数え、その内、男性は345名、女性は708名(未記入による不明分16名)であった。被験者数の年齢構成をみると、40歳代までが全体の約22%程を占め、50歳代では約14%、60歳代と70歳代ではそれぞれ全体に対し約32%を占めている(表2,図2下部参照)。 次に、年齢別に血糖値をみると、加齢に伴い平均血糖値が増加している(表2,図2下部参照)。正確に判断するためには食後経過時間を考慮することが必要となるが、70歳以上で平均血糖値が糖尿病の診断基準である空腹時血糖値の126mg/dlを超えていることは注目に値する。また、随時血糖値が200mg/dl以上を示した被験者は60名、食後経過時間4時間以上を空腹状態であると仮定した場合、126mg/dl以上を示した被験者は21名、計81名の被験者が糖尿病型である可能性が示唆される。この数は全体の約8%を占める。さらに境界領域型の可能性を否定できない被験者が179名存在し、両者を合わせると259名、約24%となる。つまり、今回血糖検査を受けた人の4人に1人は現在糖尿病であるか、その予備軍であるといえる(表3,表4下部参照)。 厚生労働省が公表している糖尿病実態調査の統計表からも明らかなように、近年我が国において糖尿病ならびに糖尿病予備軍とされる人は全国民の1割から2割とされ、まさしく国民病といった感を呈している。このことは毎年行っている、この催しの解析結果ともよく一致している。住民の市民検診受診への啓発が行政の重要な役割であると共に、医療に携わる職域団体が主催する、くらしと健康展のような活動がより多くの地域で活発に行われる事を期待する。 |
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| 【心電図検査】 心電図検査を受けられた方は二日間で584名でした。 昨年同様、今年も土、日曜4名ずつの計8名で行ないました。また、今年は心電図検査ということもあり、8名全員女性で検査に臨みました。以下に今回の年代別参加者と、所見を記載します。 尚、今年はフクダ電子に心電計の賃与及び集計をお願いしました。 今回、心電図検査を受けられた方を見ると、50代以下の方が約1/3と例年に無く、若い方が多く、自分の健康に対して興味を持っている方が増えてきたのではないかと考えられた。特に、若い女性が増えたように思われ、検査者を全員女性にした効果ではないか?と考えられ、来年からも出来るだけ検査者を女性にお願いしようと考えています。(結果は下部参照) |
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| 【顕微鏡コーナー】 顕微鏡コーナー(血液細胞を顕微鏡で見てみませんか)に来られた方に、赤血球、白血球、血小板について機能の説明、染色標本での顕微鏡観察、日頃の悩み相談、白血病患者の標本の観察について1人1人に10分〜30分間かけて説明を行った。 18日(土)は血液研究班2名で1日の対応をする予定であったが、自分の血液細胞が見られることで、1〜2時間待ちの長蛇の列ができた。急遽、血糖検査グループならびに理事の支援で1日をしのいだ。 19日(日)は顕微鏡も1台追加し3台3名で対応し、標本の作製ならびに染色乾燥は前日同様にお願いした。18日(土)は女性143名、男性40名、19日(日)が女性160名、男性40名であった。この企画は大成功であったが、担当者全員休む暇もなく1日中喋り続けた。次回、このような企画をする場合は、人数を増やして対応しないと昼休むもゆっくり取れないことがわかった。ただ、血液細胞を見られることに興味をいだく人が大変多い事と世間一般ではそのような企画は皆無であったということが実感した。また、このような仕事は、医師ではなく、臨床検査技師の仕事であることのアピールが必要とつくづく感じた。 |
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| 【最後に】 心電計を貸与していただいた Xフクダ電子京滋 様、血糖測定機を貸与していただいた Xバイエルメディカル 様、各研究班および理事の出務者の皆様に御礼申し上げます。 |
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表2 年齢別平均血糖値 |
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表3 糖尿病診断基準値に基づく分類 |
表4 境界領域型、糖尿病型に含まれる人数、割合 |
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表1 年齢別構成 |
表2 検査結果 |
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